SALTY CARAMEL DIARY

何れ菖蒲か杜若

【乃木坂46】24th「夜明けまで強がらなくてもいい」を聞いたのでレビューする

こんにちは。

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先日の乃木坂ANNで24枚目シングル「夜明けまで強がらなくてもいい」が初オンエアとなりましたね。

4期生が3人もフロントに抜擢された意欲的なシングルですが、本記事ではそんな24thの表題曲の耳コピ歌詞と感想・批評を述べていこうと思います。

 

【目次】

 

■歌詞

「夜明けまで強がらなくてもいい」 (乃木坂46)

 

風が悲鳴をあげ窓震わせて

水道の蛇口から後悔が漏れる

 

過ぎ去った一日を振り返って

眠れなくなるほど不安になるんだ

 

誰に相談しても考え過ぎだと言う

自分をどうやって認めればいいのか

 

光はどこにある

僕を照らしてくれよ

暗闇は(Hey!) 暗闇は(Hey!)

涙を捨てる場所

 

希望はどこにある

生まれ変わる瞬間

夜明けまで(Hey!) WOW(Hey!) 強がらなくていい

 

 

当たり前のようにできたことが

自信がなくなって部屋を出たくない

 

情けない自分が腹立たしく思えて

命の無駄遣い 誰に謝るか

 

光はどこにある

僕を導いてくれ

太陽は(Hey!) 太陽は(Hey!) 夢の背中を押す

 

明日はどこにある

ヨロヨロと立ち上がれ

夜明けまでは(Hey!) さぁ(Hey!) カッコ悪くていい

 

 

朝日が見えてきた 弱音はもう吐かない

今日こそは 今日こそは 自分らしく生きる

 

光はどこにある

僕を照らしてくれよ

不安とは(Hey!) 不安とは(Hey!) 期待の裏返しか

 

希望はどこにある

生まれ変わる瞬間

太陽よ(Hey!) 太陽よ(Hey!) 連れ出してくれるのか

 

すぐに夜明けが来る

※歌詞は耳コピです

 

■歌詞とタイトルから推察するメッセージとは

まずは4期生の歌いだしが印象的ですよね。そこへ飛鳥と未央奈のフロントメンバーが続きます。ボーカルの変化からも乃木坂に押し寄せるうねりを感じるようです。

 

歌詞はフロントに選ばれた3人の4期生をイメージしたものでしょう。

つい1年前まではただの女子学生だった彼女たちが、たった1年で何万人ものファンの前でパフォーマンスし一挙手一投足が話題になるトップアイドルになったのだから、その精神的負担は相当なものでしょう。

自分なりにうまくやっているつもりでも日々後悔の連続で、自分を見失ってしまう。

そんな現状にいる彼女たちを勇気づける曲だと感じます。

 

一貫した歌詞に対して不思議なのがタイトルです。Twitterを見ていても間違えられがちですが、「夜明けまで強がらなくて"も"いい」が正しいタイトル。

この"も"に込められた意味はなんなのだろう?

歌詞中では「夜明けまで WOW 強がらなくていい」であり"も"はありません。

 

歌詞の"夜明け"とは、自分の殻を破ってアイドルとして成長を遂げる瞬間という意味だと思います。

 

夜明けは太陽とともにやってきます。アイドルにとって自分を励ましてくれる太陽とは他のメンバーでありスタッフであり家族・友人でありファンである。

でもそんな太陽は、実は夜も傍にいてくれるのです。

自分は夜だと思っていても、周りはすでに朝日が照らす夜明けだったりするのです。

 

期待されて不安になったり、自信がなくなって自暴自棄になった時(夜)でも自分だけで抱え込まないで(強がらないで)、周囲(太陽)を頼って"も"良いんだよ。

 

これがこの曲のメッセージなのではないでしょうか?

 

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↑Type-Aはさくちゃん。

 

■THE乃木坂46な曲が欲しかった

はじめて聴いた時は「曲全体が平坦だな」という印象を持ちました。

全体を通してストリングスが強すぎて、Aメロの歌詞の苦しむ雰囲気が伝わりづらく、サビの盛り上がりを感じづらいと思います。

 

あと、最近の乃木坂の表題曲はどれもハイテンポ気味ですよね。乃木坂の名曲として名高い「君の名は希望」や「きっかけ」のような、スローテンポでゆっくり世界観に引き込ませるような曲が少ないと感じます。

 

大きな動きの振付を優雅に踊って、華やかな衣装がそれになびいて、静かにしっとりと歌い上げるのが乃木坂の曲の良さであり魅力だと僕は思っているので乃木坂らしさという点ではちょっと違うかなぁと。

本作は選抜メンバーや歌詞、メロディーラインもハイインパクトで良いので、少しテンポを落としてピアノ主体にし、全体にメリハリをつければ"神曲"になったと思ってしまいます。

 

卒業生が相次ぎ、大きく動いている乃木坂の現状を考えれば、4期生の若い快活さを打ち出すというよりは今までに築き上げてきた乃木坂の魅力を感じさせるような曲の方が最適だろうと思っており、ファンと運営との間に乖離が発生しているように感じます。実際に日本のみならず海外の反応を見ても「平凡だ」という声が散見されちょっと残念。

 

24thの中でなら映画の主題歌として使われた「僕のこと、知ってる?」の方がよっぽど乃木坂らしさを感じられる曲だと思います。「羽根の記憶」とか「隙間」みたいに表題曲じゃないのに表題曲並みのメッセージ性を感じさせる曲。

 

24thに期待していたのが往年の乃木坂46らしい曲を、フレッシュな4期生がセンターでパフォーマンスすることによる再始動だったので、曲だけを見れば期待はずれと言わざるを得ません。

 

1,2,3期生は言わずもがな、新しく入ってきた4期生も魅力あふれる子しかいなくて、これだけ素晴らしいメンバーを抱えているのだから、運営は一番近くで接している"太陽"として、彼女たちの夜明けに向けて最善の環境を作って欲しいと思います。

モデルやバラエティ、ロケなど様々な仕事をこなす多才なアイドルでも、その活動の中心はもちろん楽曲パフォーマンスであり、たとえ新曲であっても、その曲を「これが乃木坂46なんだ」と胸を張って踊れるような楽曲を求めます。

 

 

ちなみに、本作をピアノアレンジver.で弾いている方がいらっしゃいますので、ぜひ聞いてみてください。

 


夜明けまで強がらなくてもいい / 乃木坂46 (ピアノ・ソロ) Presso

 

 

 

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↑えんぴーを可愛がってくれてありがとうあすぴー!

 

ところで、センターの遠藤さくらちゃんじゃなくて賀喜遥香ちゃんが全国PRで各地を回っているのだろう?運営はかきちゃん推しなのか…?

さくちゃんはセンターだし外仕事が多いのかなぁ?せっかくだし3人で回って欲しかったけど…