SALTY CARAMEL DIARY

何れ菖蒲か杜若

【乃木坂46】4期生曲『図書室の君へ』のMVが最高に良かった!

こんにちは!

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乃木坂46の24枚目シングル収録曲で、4期生が歌う「図書室の君へ」のMVが解禁されましたね!


乃木坂46 『図書室の君へ』

 

監督を務めたのが「ブランコ」や「空扉」、「ガチャ子さん」など、乃木坂46のMVやPVをたくさん撮っている伊藤衆人さんということで、解禁前から楽しみでしたが(個人的にしゅーとさんのファン)、今回もとても良いMVでしたのでワクワク気分のままレビューしていこうと思います!

 

 

 

■歌詞とレビュー

「図書室の君へ」

 

君を好きになって初めて分かった

好きになるっていうのはその人のことをもっと知りたいと思う気持ちのことだ

だから僕は君のことをもっと知りたいと思った

 

図書室の本棚の向こう側

そう 何か探してる君がいる

偶然のふりをして覗こうか

いやここから隙間の君を見ていようか

 

放課後になってまだ校舎に残っている生徒は

誰かに話しかけたくて待っているのかもしれない

 

窓際のカーテンが

風に揺れ膨らみ始めた

 

ヘミングウェイなんて読んだこともなかった

活字嫌いの僕なのに なぜかここに座っている

いつだったか君が手にしていたのを見て

どんなことが書いてあるか気になってページめくり始めた

 

 

図書室の別々のテーブルで

僕たちはただじっと本を読む

チラチラと横顔を盗み見て

君が何を考えてるか知りたかった

 

いつの間にか日は沈んでしまった

それでも本を読んでいる君のために僕は図書室の灯りをつけてあげた

 

過ぎていく時間さえ

気づかない夢中さっていい

 

ヘミングウェイ読んでほんの少し分かった

君と僕の性格は そう 全く違うってこと

教室ではきっと気づかなかっただろう

でもどうして君のことをこんなにも好きになってしまったか

 

君をもっと知りたい

 

ヘミングウェイなんて読んだこともなかった

活字嫌いの僕なのに なぜかここに座っている

いつだったか君が手にしていたのを見て

どんなことが書いてあるか気になってページめくり始めた

 

①語りパートがある

すごく特徴的なのはコレですよね。曲中の語りといえば欅坂46の「世界には愛しかない」だけども、僕はけっこう語りパートが好きなんですよね。賛否が分かれやすいけど、うまく使えれば強い印象を与えられて効果的だと思うんです。

今作はイントロすぐに始まる掛橋沙耶香ちゃんの語りが、恋の始まりを予感させて、歌詞の全体の内容ともマッチするし良いと思います。さぁちゃんの甘くて可愛い声が好きっていうのはとりあえず置いときます…

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②過去曲の歌詞を思わせるフレーズがある

たぶん乃木オタなら全員ヘミングウェイにピンと来たはず笑

ヘミングウェイといえば7th『バレッタだよね。

バレッタでは、主人公の男の子が図書室でヘミングウェイを読みながら、窓際で女子トークしてる意中の女の子の言葉を読唇術で読み取ろうとするシーンがあります。

もしかしたら2曲の主人公は同じ男の子なんじゃないか?思ったのですが、曲調から感じる主人公像が全然違うので、同じ女の子が好きな2人の男子なのかもしれませんねぇ…(妄想が激しい)

しかし、女の子の方も「窓際で声を潜めてトークする」タイプと「じっと暗くなるまで本を読む」タイプなので、違う子かもしれません。

 

それにしても秋元先生の頭では“図書室=ヘミングウェイ”なのか?ってくらい、このフレーズはお気に入りみたいですね。

 

ちなみに『乃木坂文庫 2019夏』で、遠藤さくらちゃんがヘミングウェイの「老人と海」を挙げてます。これは関係ないか笑

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もう一つは「窓際のカーテンが風に揺れ 膨らみ始めた」というところ。

これは1st『ぐるぐるカーテンの「開いた窓吹き込んだ風が 胸の奥のカーテン 恋の妄想膨らませてる」を想起させますね。

ぐるカーの歌詞が解説になっている気もしますが、ここは恋の妄想が膨らむ様子を表しているんですね。

 

以上2つはおそらく意図して組み込まれた歌詞だと思います。1stも7thも乃木坂に大きな変化があったシングルですから、オタク的解釈では4期生楽曲に深い意味を持たせたと思ってよいと思います(こういうのは言ったもん勝ち)。

 

他にも『偶然』『隙間』も一応乃木坂の過去曲のタイトルに登場する単語ですね。これはさすがに関係ないと思います。

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■意外なフォーメーションと最高のMV演出

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①選抜組がセンターではない

24枚目で選抜入りした人気上位の遠藤、賀喜、筒井はセンターはおろかセンター脇ですらないという…

4期生曲で『キスの手裏剣』『4番目の光』と今までセンターを務めてきたさくちゃんはフロント端に。

かっきーに至っては2列目端ですよ…初の2列目落ちでもあります。24枚目の単独全国PRでさんざん1人で全国行脚してる(させられてる)賀喜遥香ちゃんがフロントにもいないのはちょっと腑に落ちない。

 

しかし、逆に改めて4期生のポテンシャルの高さを感じた。選抜組をメインにしなくてもこれだけ良いものが見せられるんだっていう自信というか、全員が等しく強いのが4期生なんだなぁと思いました。

 

ちなみに3期生の場合を振り返ってみると、大園桃子が『3番目の風』『思い出ファースト』と2連続でセンターを務めるも、3曲目の『未来の答え』は久保、山下のWセンターに代わります。

『未来の答え』は大園、与田が表題曲センターとなった18th『逃げ水』のカップリングなので、遠藤、賀喜、筒井が初選抜入りした今作も同じパターンなのかもしれません。

その後『僕の衝動』は理々杏、『トキトキメキメキ』は蓮加、『自分じゃない感じ』は山下とセンターが移っていくので、今後4期生もいろんな子がセンターに立っていくのでしょうな。

個人的には清宮レイちゃんに超明るい夏っぽい曲を、北川悠理ちゃんに落ち着いた(ハルジオンみたいな)バラードをど真ん中で歌ってほしいです。

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↑清宮レイちゃんの笑顔がたんぽぽみたいに優しくて明るくて幸せになります

 

②メガネダンスが可愛い

TVでも取り上げられてましたが、まぁこれは書くまでもないでしょう。

アイドルは日常でメガネをかけていてもステージではその姿を見せないので、こういうMVでメガネ姿を見られるのは貴重だし嬉しいよね。

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※えんさく推しなので…

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個人的には、デコ出し黒縁メガネのまゆたんが優勝でした(前列左から2人目)

 

③全員が均等に映る演出

さすが伊藤衆人監督というべきか、4期生全員を極力満遍なく映そうというスタンスをひしひしと感じました。

例えばフォーメーションセンターは掛橋なのに、ストーリーの軸は金川で回ってたり、

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↑ど真ん中が金川紗耶ちゃん

 

2列目メンバーを積極的に前に出してたり、

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全員のニックネーム紹介コーナーが設けてあったりします。

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伊藤衆人監督といえばアンダー曲『ブランコ』(16th収録)のMVでも全員をしっかり映した演出がファンからめちゃくちゃ好評で、メンバーからも慕われてる監督さんなんですよね(謎の宣伝)

僕もそれで「ガチャ子さん」(松村沙友里)見直したり、「駄菓子屋れんたん!」で蓮加ちゃんの良さに気づいたりとすごくお世話になっております(謎)

とにかく、4期生全員の可愛さがあふれてる良い演出をありがとうございました。

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↑あやめーん、美しいです(本当に15歳か?)

 

■結論

最終的に何が言いたかったかというと、みんなMVを鬼リピートして掛橋沙耶香ちゃんの虜になってしまえばいいと思うよ。

 

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